年会費有料はホントに損? クレジットカード年会費の有料・無料の違いを徹底検証

 
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近藤 秀樹
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どうも! 近藤です。

 

さて、クレジットカードを作るにあたって最初に悩むところが年会費が必要なカードに入会するか、不要のカードが良いかという部分だと思います。

 

普通に考えると「年会費無料のカードのほうが毎年会費を払わなくてもいいのだからお得なのでは?」と思うでしょう。

 

ところが、入会するカードや入会後に予定しているカードの利用方法によっては年会費有料のカードのほうがお得になる場合があるのです!

信じられないかもしれませんが、事実です。

 

では、どういった場合に、年会費有料のカードに入会したほうが有利なのでしょうか?

今回はその条件について検証していきたいと思います。

 

まずは、クレジットカード年会費有料・無料それぞれのメリット・デメリットについて確認していきたいと思います。

年会費無料のクレジットカードのメリット・デメリット

メリット

1.年会費がかからない

年会費無料のクレジットカードの大きなメリットはやはり年会費がかからないことです。

ランニングコストを抑えたい場合はやはり年会費無料のクレジットカードを持つのが一つの選択肢となるでしょう。

 

デメリット

1.クレジットカードの利用実績がないと期限が到来した際に更新してもらえない

カード会社が年会費を無料にしている理由は、年会費無料にすることによってクレジットカードを所有していない方へのカードの入会促進、利用促進を行う目的があります。

 

カードを利用してもらうことを前提に年会費を無料にしているので、利用しない会員を放置しておくとカードの発行コストやカード不正使用に対するセキュリティコストなど、年会費有料カードであれば本来カード会社が負担する必要のないコストを負担しなければならなくなります。

 

それを回避するために利用実績のない会員は更新を拒絶される可能性があるのです。

 

2.ポイントの付与率が低い

クレジットカードを所有するもう一つのメリットが、カード利用に応じてポイントがたまるということです。

年会費無料のカードはカード会員から年会費を集めない分、クレジットカードの運用コストを抑える必要があります。

言い換えれば、あってもなくてもよいポイントシステムに関するコストを削らなければカード会社のコストは増えていくことなりますので、年会費有料のカードと比べてポイント還元の恩恵は受けられなくなるのです。

 

 

年会費有料クレジットカードのメリット・デメリット

メリット

1.年会費無料のカードと比べてポイント還元率が高い

年会費有料のカードは無料のカードと比べてポイント還元率が高く設定されています。

カード会員から年会費を収受している分、年会費無料のクレジットカードと比べて自社のカード運用コストに対しある程度の余裕を持つことができるので、ポイント還元も年会費無料のクレジットカードより有利になることが多いのです。

 

2.旅行傷害保険や動産保険などの保険サービスが付保されている場合が多い

また、年会費有料のクレジットカードはカード運用コストに余裕がある分、旅行傷害保険や動産保険などクレジットカードで購入した商品の保険が自動付帯されることが多くなっています。

以上、年会費有料クレジットカードの最大の特徴は年会費発生に対するサービスの手厚さにあると言えるでしょう。

 

デメリット

1.年会費が発生する

年会費有料のクレジットカードの最大のデメリットは、年会費が毎年発生することです。

安いものなら500円、高いものなら10,000円いった形で普通にかかります。

年会費という形で家計から現金が出ていくのに抵抗のある方は、年会費無料のカードを選択肢として入れることも考えましょう。

 

カードの選び方

以上年会費有料・無料のメリット・デメリットを踏まえ、自分に最適なクレジットカードをどのようにして選べばよいかを検討していきます。

 

次のグラフは年会費有料の三井住友カードと年会費無料のイオンカードで利用額に応じてポイントがどのように付与されるのかをシミュレーションしたものです。

シミュレーションにあたって下記の条件で行っています。

✔シミュレーション条件

1.年間利用額はコンビニエンスストア及びイオン各店で利用した場合のみとする。

2.コンビニ・イオン各店利用金額比率

コンビニ:イオン=1:1

3.利用するコンビニはセブンイレブン・ファミリーマート・ローソンのみとする。

4.三井住友カードは3.のコンビニ利用でポイントが2.5%還元となる。

5.三井住友カード年会費は 一般カード年会費1,375円とする。

6.イオンカードはイオングループ各店利用でポイント還元率1%となる特典(通常0.5%)を利用するものとする。

 

以上のシミュレーションの結果、下記のことがわかりました。

1.年会費有料の三井住友カードは年間92,500円以上(月間7,800円以上)利用すれば年会費相当額をポイントで取り戻すことができる。

2.三井住友カードで年間185,000円以上(月間15,600円以上)利用すれば三井住友カードの年会費は実質ポイント相殺で無料となり、なおかつ年会費無料のイオンカードの185,000円利用した場合の還元ポイント1,388ポイントも取り戻すことができる。

3.年会費有料の三井住友カードの方がイオンカードよりも、ポイント還元率2倍の差が発生し、特典の獲得の面では圧倒的有利な状況である。

結論としては、年会費有料の三井住友カードを年間185,000円以上利用した方が、年会費無料のイオンカードより有利になることがわかりました。

三井住友カードのクレジットカードポイント「Vポイント」は「Vポイントアプリ」を利用すれば貯めたポイントをiDに1ポイント1円で利用することが可能です。

還元率、ポイントの利用先の豊富さなどいずれをとっても年会費有料の三井住友カードに軍配が上がります。

これはぜひ、三井住友カードに入会してポイント還元を利用しない手はありません。

 

クレジットカード年会費有料・無料おすすめ紹介

年会費有料カード

三井住友カード

年会費

一般カード 1,375円

特徴

セブンイレブン・ファミリーマート・ローソン・マクドナルドでの利用でポイント2.5%還元

年会費無料カード

イオンカード

年会費

無料(2年目以降も無料)

特徴

全国のイオングループ各店で月2回商品購入が5%オフ


 

 

まとめ

✓年会費でカードを選ぶポイント

1.年会費有料でもカードの特典(ポイント付与など)を総合的に考慮し、最も有利になるカードを選ぶことが重要

2.自分の生活でクレジットカードの利用シーンをシミュレーションし、カードの年間利用額を割り出し手年会費と特典を比較検討する。

3.年会費無料のクレジットカードは今後クレジットカードをずっと使っていくことを想定しているなら必ずしも有利になるとは限らない。

 

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