このやり方で融通できる! クレジットカードのキャッシング

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こんにちは! 近藤です。
さて、就職や進学など、新生活で新たな出会いも生まれ、何かと出費の多い時期になりました。
彼女とデートするのが楽しくてさ・・・ つい、見栄張っておねだりされたもの買っちゃったんだよ・・・
タツヤ
友達や親戚の結婚式が重なってさぁ… お金が足りなくなっちゃた…
もえこ
こうしてますます出費が重なり、給料だけでは足りない状況も・・・
そんな時は、クレジットカードのキャッシングという機能を利用して現金を融通することができます。
私も、過去に友人や親せきの結婚式が同じ月に3回重なり、ご祝儀を包むのに当時のお給料だけでは現金が足りなくなってクレジットカードのキャッシング機能でお金を融通したことがあります。
一見便利そうですが、キャッシングはその仕組みをよく理解しておかないと思わぬ負担を招くことにつながりかねません。
そこで、今回はクレジットカードのキャッシングについて、お伝えしていきたいと思います。
この記事のもくじ
クレジットカードのキャッシングとは何か
キャッシングとは?
キャッシングとは、クレジットカードに搭載された融資機能を利用し、ATMで現金を引き出すことを言います。
1.融資ですので、クレジットカード会社からの借り入れになります。
2.借り入れている期間、金利手数料の支払いが発生します。
3.カードショッピングの分割手数料・リボ払い手数料よりも金利手数料が高率に設定されています。
キャッシングを利用するメリット

1.現金が不足した際の一時的な融通手段として利用できる
あくまでも家計の支払いなどで、現金が不足した際の一時的な融通手段としての利用です。
当然、返済が必要になりますから、利用する時点で返済計画を立てておく必要があります。
2.あらかじめキャッシング機能をクレジットカードに設定しておけば現金が必要な時に銀行へ借り入れ申し込みに行く必要がない
入会申し込み時、もしくは入会後の申し込みでもカード会社の審査に通過すれば利用することが可能です。
出費がかさんだ月は一時的にキャッシングで現金を融通し、来月の給与等で返済すれば現金の融通はクレジットカード1枚でできる大変便利な機能です。家計のやりくりで現金が必要な場合でも、銀行へ借り入れ申し込みに行く必要がありません。
銀行へ融資申し込みに行くというのは書類を記入する煩雑さや時間的なロスも重なり大変ですが、クレジットカードによって必要な時に必要な現金を用意できるのは大変ありがたい機能だと思います。
キャッシングを利用するデメリット

1.金利手数料が発生する
キャッシングはクレジットカード会社からの借り入れになりますので、借り入れしている期間中カード会社に対して金利手数料を支払う必要があります。
キャッシングの金利手数料は通常年率18.0%で設定しているものが多く、金融商品の中ではかなり高率の設定です。
これは、キャッシングの利用目的を問わずに融資をしているためです。
通常、銀行の教育ローンや自動車ローンなどのように利用目的がある融資は借り入れた人も返済の意思が強い傾向のため、金融機関にとって貸倒リスクが低く、年率2%~4%の低金利でもリスクがカバーできるのに対し、キャッシングは利用目的を限定していないため、貸倒リスクが高い傾向にあります。
貸し倒れリスクの高い貸し出しには万が一のことも考え、クレジットカード会社も金利手数料を高く設定していざという時の回収コストを見込んでいるのではないかと思われます。
2.クレジットカード申し込み時、もしくは申し込み後にカード会社へキャッシング利用申し込みをする必要がある
キャッシングはクレジットカードを申し込めば誰でも利用できる機能ではなく、カード入会時、もしくは入会中にキャッシング機能の追加を申し込み、カード会社の審査に通過した場合のみ付与されます。
したがって、カード利用代金の遅滞がある、過去に支払いの遅滞があった等という場合は現金を融資する相手として信用度が下がってしまうため、審査を通過できず、キャッシングが利用できないこともあります。
キャッシングとカードローンの違い

.キャッシングとよく似た機能を持つものとしてカードローンがありますが、両者の違いはなんでしょうか?
それらをわかりやすく比較するために、下記の通り一覧表にしました。
【キャッシングとカードローンの比較】
キャッシング(クレジットカード) | カードローン | |
機能 | ショッピング利用がメイン 現金借り入れ(キャッシング)は副次的機能 | 現金借り入れのみ利用できる ショッピングには利用できない |
金利 | ショッピングローンより高く設定してある(15%~18%) | 一般的にキャッシングより低い |
お金を借りるという点では、どちらも機能は同じです。
ただ、キャッシングはクレジットカードに現金借り入れ機能を持たせたクレジットカードの副次的機能であり、借りやすく、銀行融資のように利用目的を限定していないことから、金利手数料をショッピング利用よりも高く設定しています。
対してカードローンは現金借り入れ機能のみに特化したカードであるため、商品購入ができないものの、金利手数料はクレジットカードのキャッシングよりも低く設定されているのが一般的です。
キャッシングの利用・返済方法
このグラフは年率18%で100,000円をキャッシングで借入し、毎月元金と利息を合わせて5,000円返済した場合の返済シミュレーションです。
返済額はキャッシングで借入した際、「残高スライド返済方式」でカード会社が設定しているものを使用しています。
上記のシミュレーションの結果、100,000円の借り入れに対し、金利手数料を19,441円支払うことになりました。
グラフを見てわかることは、借り入れしてからこちらから何もアクションを起こさなければ、100,000円でも24か月の長きにわたって返済期間が設定されているということです。
これは、金利手数料がカード会社の収益になりますので、返済期間を長くとったほうがカード会社にとって収益が上がりやすくなるためです。
したがって、リボ払いと同様、賞与などでまとまった返済資金を得られた時は速やかに返済して金利手数料の支払いを抑える必要があるのです。
利用方法(借り入れ)
1.キャッシング機能の付いたクレジットカードを用意します。キャッシング機能が付いているかどうかは、カード会社のWEBサービスなどで「キャッシング利用枠」を確認し、金額が入っていれば利用可能です。
2.自分の所有するクレジットカードが利用できるATMを確認します。基本的にはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンに設置してあるATMで利用可能な場合が多いです。
3.ATMで「引き出し」もしくは「クレジットカード」を選択します。(どちらを選択するかはATMの操作方法に依存します。)
4.返済方法の指定で「一括」と「リボ」が指定できる画面が出てきますので、「リボ」を選択します。
○「一括」はキャッシング利用額を翌月のカード代金利用額と一緒に引き落とし(返済)する方法
○「リボ」はキャッシング利用額をリボ払いでほかのカード利用代金と一緒に引き落としする方法
「一括」にするとカード利用代金引き落としまで金利手数料が発生します。「リボ」であれば返済したいときにATMで随時返済できるので、早く返済すれば金利手数料の負担軽減につながります。どちらの場合でも金利手数料は同じなので、収入が確保できたときに直ちに返済できる「リボ」の選択をお勧めします。
5.あとはATMの画面指示に従って借入額などを入力すれば現金引き出し(借り入れ)完了です。
返済方法
1.所有するクレジットカードが対応したATMにて「預入」もしくは「クレジットカード」を選択し、クレジットカードをATMに挿入します。
2.あとはATMの画面指示に従って返済額を入力すれば返済可能です。
私が利用しているキャッシング技
土日にATMで自分の銀行口座から引き出したとき、通常手数料として1回あたり110円以上の手数料がかかる場合が多いと思います。
しかし、クレジットカードのキャッシングで借入し、当日もしくは翌日返済すれば手数料は銀行に支払う手数料よりも安く抑えられます。
100,000円を金利手数料年率18%で2日間だけ借りた場合
100,000円×18%×2日÷365日=98.6円
これは利用する金額が下がれば下がるほど有利になりますので、1~2万円程度現金が必要という場合に使ってみていただくとさらに便利だと思います。
ショッピング枠とキャッシング枠の違い
キャッシング枠はショッピング枠の一部
クレジットカードには入会審査の結果、そのカードでその人が利用できる利用限度額が設定されます。
その利用限度額はショッピング枠とキャッシング枠の2種類あり、ショッピング枠の限度でキャッシング枠を設定しています。
これは私が所有しているカードを申し込んだ際にカードと一緒に送られてきた書類です。
「カード総ご利用可能枠」、「内キャッシングご利用可能枠」という記載が右上に記載されていると思います。この場合、「カード総ご利用可能枠」が「ショッピング枠」、「内キャッシングご利用可能枠」が「キャッシング枠」になります。
たとえばカード総ご利用可能枠が50万円、内キャッシングご利用可能枠が30万円とすると、「このカードは50万円まで利用できます。ただし、キャッシングが利用できるのはそのうち30万円までです。」という意味になります。
つまり、通常のショッピング利用とキャッシング利用の合計が50万円までしか利用できないことになります。
このように、キャッシングはショッピングの利用枠内で限られた金額しか利用できませんので、一時的な現金の融通として利用するのに適した方法なのです。
キャッシングにお勧めのクレジットカード
イオンカード
ATMがイオンやマックスバリュ、ミニストップなど広範囲に設置されており、キャッシングの利用に便利です。
まとめ
2.キャッシングは返済原資が確保できる前提で利用することが大前提
3.返済計画を立て、支払い能力を超えるような利用はしない
ぜひ、当サイトを存分にご活用いただき、楽しいクレジットカード生活を満喫していただけたら幸いです。