メリット・デメリットを知れば損しない 家計にやさしいリボ払い

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こんにちは! 近藤です。
さて、彼女とのデートや趣味などを楽しんでいるといつの間にかお金を使いすぎてしまったということはないでしょうか?
クレジットカードで支払いしてると使いすぎてしまってね・・・
タツヤ
つい、彼女の前で見栄を張ってデート代やプレゼントを買ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、クレジットカードは自分の支払い能力を超えて利用をすると利用代金が支払できなくなってしまうよぉ~
近藤さん
しかし、このように出費が多くてついカードを使いすぎてしまったという時にも対処方法はあります。
それが「リボ払い」です。
クレジットカードのリボ払いを利用すれば、利用しすぎた部分の支払いを翌月以降に繰り延べすることができます。
さて、なぜそのようなことができるのでしょうか。
今回は出品が多くてカードを使いすぎてしまった場合の支払い手段の一つ、「リボ払い」についてお伝えしたいと思います。
リボ払いの仕組みを知る

ところで、「リボ払い」って、一体どんなものなんでしょうか?
リボ払いの「リボ」とは「リボルビング」という言葉の略称で、「一定額払い」を意味します。
リボ払いとは1か月にクレジット会社に対してカード利用代金を支払う金額を決め(リボ定額)、その支払い金額を超えた部分(クレジットカード会社から見れば利用代金の未収)の金利手数料を支払うことによって、月々の支払額を抑える仕組みです。
1.毎月カード会社に対して支払うリボ定額を10,000円とする。
2.20,000円の商品をクレジットカードのリボ払いで購入。
3.1か月後クレジットカード会社に支払う利用代金は10,000円。
4.残額はその翌月以降金利手数料と合わせて残高が0円になるまで繰り返し支払いしていく。
5.完済するまでリボ払いの残高に対して金利手数料がかかり続ける。
カード利用金額は大きいけれども月の支払い額が決まっているので、毎月の支払額を増やすことなく、自分が欲しいと思っている商品の購入チャンスを逃すことがありません。
一見、いいところばかりが目立ちますが、リボ払いは本当にメリットだけなのでしょうか?
次にリボ払いのメリットとデメリットについて確認してみましょう。
リボ払いのメリットとデメリット
リボ払いのメリット

支払額が決まっているので、月々の支払額が膨らまず、家計にやさしいやりくりができる
高額な商品の購入に利用しようとする場合には、リボ払いを利用すれば、1か月あたりの支払金額が決まっているので家計支出を抑えることができます。
支払額を計画的に考えておけば、家計に大きな負担をかけることなく、必要なものを購入することが可能です。
後日1回払いからリボ払いへの変更が可能
大勢のクレジットカード会社はカード利用時に1回払いの指定をした場合でも後日インターネットサービスにおいて1回払いの利用をリボ払いに変更することが可能です。
「リボ払いで」と店頭で伝えるのが少し恥ずかしいと思う人でも、これなら心おきなくリボ払いを利用することができます。
デメリット

金利手数料がかかる
リボ払いは、カード利用代金の一部支払いを翌月以降に繰り延べする取り扱いですから、当然その利益を受ける代わりにカード会社に対して金利手数料を支払う必要があります。
つまり、支払い計画を立てずにリボ払いを多用するとリボ払いの支払い残高が急激に増え、金利手数料の負担が増えるのです。
したがって、金利手数料の負担が増えないよう、リボ払いを利用するときは残高を〇〇円までにして〇か月後に返済完了する、といった具体的な計画を立てて利用することが大切です。
支払総額が一回払いの時よりも増える
リボ払いの利用によって、金利手数料の負担が発生するため、金利手数料の支払いをする必要のない1回払いの時よりも支払い総額は増えることになります。
「あれもこれも欲しい!」とリボ払いを使いすぎるとリボ払い残高が増えるの支払いがが苦しくなりますので、リボ残高が増えすぎないよう、注意が必要です。
長期返済になることがある
100,000円の商品をリボ払いで購入した場合、毎月10,000円のリボ払いを設定していたとすれば元金+金利で11回の支払いが必要になります。
その場合の支払総額を見てみましょう。
1.100,000円の商品をリボ払いで購入
2.毎月10,000円のリボ払いを設定
3.金利手数料は年15%とする
【返済シミュレーション】
支払回数 | 支払 | 利息 | 残高 |
1 | 10,000 | 1,250 | 91,250 |
2 | 10,000 | 1,125 | 82,375 |
3 | 10,000 | 1,016 | 73,391 |
4 | 10,000 | 905 | 64,296 |
5 | 10,000 | 792 | 55,088 |
6 | 10,000 | 679 | 45,767 |
7 | 10,000 | 564 | 36,331 |
8 | 10,000 | 447 | 26,778 |
9 | 10,000 | 329 | 17,107 |
10 | 10,000 | 210 | 7,317 |
11 | 7,406 | 89 | 0 |
合計 | 107,406 | 7,406 |
つまり、100,000円の商品を購入するとこの商品の返済を完了するまでに支払う金利総額は7,406円となる。
条件によって異なりますが、今回の条件であれば約1年の長期にわたってリボ払い利用金額に対し約8%の手数料を支払う必要が発生します。
手数料がこれだけ大きな割合を占めてくると、リボ払いを利用する際は十分に返済計画を立ててから利用する必要があると言えるでしょう。
リボ払いの利用方法・返済計画の立て方
以上のように、リボ払いを利用する際は返済計画を立てることがとても重要であることがおわかりいただけたかと思いますが、ではどのように返済計画を立てればよいでしょうか?
これは私が普段行っている返済計画の一例です。
1.リボ払いの利用は1か月あたり次の式で算出した額までとする。
1か月あたりリボ払い利用限度額=年間収入×20%÷12か月
2.毎月カード会社に支払うリボ払い定額は下記で算出した額とする。
リボ払い定額=月間収入×10%
3.リボ払い残高が1.の3分の1以下になるまで次のリボ払いは利用はしない。
4.賞与が入った時点でリボ払い残高がある場合は一括返済する。
考え方としては、リボ払い残高は半年以内に完済するという考え方です。
これはあくまでも一例なので、皆さんの収入に見合った計画を立ててみるのがいいでしょう。
万が一使いすぎたときは?
リボ払いを無計画に使うことの危険性
とはいっても、リボ払いを使いすぎてしまった、ということもあるかもしれません。
次のグラフは、毎月リボ払いで20,000円利用し、支払い定額が10,000円、金利手数料率が年15%の場合のリボ払い残高の推移を表したものです。
元金だけで見れば24万円しか増えていない(利用額48万円―返済額24万円)にも関わらず、利息が利息を生んだ結果、リボ払い残高は284,000円と44,000円も金利手数料が発生しているのです。
このようにリボ払いを無計画に利用するのはいかに危険なことであるかをこのグラフは示してくれていると思います。
では、このように増えてしまったリボ払い残高を減らすにはどのように対処すればよいでしょうか。
リボ払い残高を減らす方法
自分のリボ払いの現状を知る
まずは、自分のリボ払い残高の現状を把握することから始まります。
残高を確認したうえで、リボ払い残高の返済がいつになったら終了するのかを試算します。
下記のローン試算サイトが役に立つのでぜひ利用してみてください。
参照:keisan【 ローン・リボ払い 】 返済回数と返済総額の計算

上図の通り必要事項を入力すると、下の欄に返済にかかる期間・回数、返済総額が出てきます。
この図の場合だと、30万円のリボ払い残高を完済するためにはリボ払いを利用しないという前提であと、1年5か月かかり、金利手数料も34,295円支払う必要があります。
リボ払いは借入金額・借入期間を減らさないと金利手数料の負担が増えていきますので、つぎにそれらを減らす方策を考えます。
リボ払いの利用をやめる
リボ払いの利用をすればするほど、リボ払い残高が増えるかもしくは減らずに金利手数料の負担が続くことになります。
一度、リボ払いの利用はやめ、これらの返済が終了するまでは利用しないようにします。
部分返済・一括返済
リボ払い残高(借入金額)を減らすために資金を用意できる場合は、その資金でリボ払い残高の返済を行い、一部繰り上げ返済、完済を実施します。
賞与などのまとまった収入を使って早めに返済するようにしましょう。
金利の低いローンに借り換え
これもリボ払い残高(借入残高)を減らすために、現在の金利手数料よりも低い金利のローンに借り換える方法です。
金利手数料の減少によって、リボ払い残高の減少につながります。
金利の低いローンを借り入れることができたら、その資金を使ってリボ払いの一括返済を実施します。
これによって、リボ払い利用時の金利と借り換え先のローン金利との差額分、金利負担を減らすことができます。
毎月のリボ払い定額を増やす
毎月のリボ払い定額を増やせば、その分返済期間の減少につながり、金利手数料の負担減少につながります。
早く返済するために、無理のない程度でリボ払い定額を増やしましょう。
結論(まとめ)
2.あくまで一時的な借り入れと理解し、返済計画を立てて利用し、自分の支払い能力を超える利用はしない。
3.万が一残高が増えて支払いが大変になった場合は、リボ払いの利用をやめ、一部返済、全額返済、借り換え、リボ払い定額の増額等できることをすべて実行し、速やかにリボ払いの返済を完了する。
ぜひ、当サイトを存分にご活用いただき、楽しいクレジットカード生活を満喫していただけたら幸いです。