クレジットカードに申し込むなら まずは基礎知識を身につけよう④ ブラックリストって何?

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クレジット利用代金を滞納したらブラックリストに登録されるっていうけど本当??
ゆうこさん
クレジットカード滞納者のブラックリストというのはないよ
でも、滞納した事実は記録されるよ
近藤さん
クレジットカードシステムを健全に運用するために利用代金滞納常習者に対しては厳しく対処することが必要です。
よく、「クレジットカード利用代金を滞納するとブラックリストに登録される」と言われることが多いですが実際のところはどうでしょうか?
今回はクレジット利用代金を滞納した人に対する排除の仕組みを見ていきましょう。
この記事のもくじ
「ブラックリスト」はない

結論から言うと、クレジットカード利用代金滞納者一覧を掲載した「ブラックリスト」はありません。
しかし、クレジットカード会社からすれば利用料金を滞納する人にカードは発行できません。
では、どうやってカード申込者の信用を確認しているのでしょうか?
それは、「信用情報機関」です。
信用情報機関の役割

信用情報機関はクレジットカード利用者の過去の利用履歴・支払事実等を客観的に記録しているところです。
例えば、
「3月10日に○○社のクレジットカードに入会しました。」
「2月10日に期限が到来するカード利用代金の支払いは約束通りされていました。」
「5月10日期限のカード利用代金の支払いが確認できません。」 etc
このような内容がカード会社を通じて信用情報機関に日々登録されて行っています。
滞納した事実は信用情報機関を通じてカード会社同士が確認できる

「他社カード会社で滞納してクレジットカードが使えなくても別の会社で新たにクレジットカードを作れるじゃないの?」
ということをお聞きすることがありますが、結論から言うとカードを作ることはかなり難しくなります。
それは、他社でのカード利用代金滞納情報もこの信用情報機関に登録されているからです。
クレジットカード会社は自社の入会審査基準をもとにこれら信用情報機関の情報を総合的に判断して申込者に対しカードを発行するか否かを判断しています。
この信用情報機関にはクレジットカードを発行する会社のほとんどが加盟していますので、一度滞納すると一定期間その記録が信用情報機関に登録されるため、その期間滞納した事実から逃れることはできなくなります。
スマートフォンの分割払いを検討している人は注意!

スマートフォンの普及に伴って、端末をdocomo、 au、 softbankといった通信会社通じて分割で購入している方もいらっしゃると思いますが、この分割払いの契約をする際も信用情報機関の記録を確認したうえで各社契約しています。
つまり、クレジットカードの利用代金を滞納している人はスマートフォン購入の際に分割払いを利用できなくなる恐れもあるのです。
銀行住宅ローンの契約にも利用されている

信用情報機関の利用はスマートフォンの分割払いにとどまりません。
皆さんが将来、マイホームを買う際に必ず利用するであろう、住宅ローンの審査にもこの信用情報機関の記録が参照されています。
住宅ローンは20年、30年と長い期間の借り入れになります。
住宅ローンは長期の貸し付けになるため、銀行にとっては、少しでもローンの返済に不安がある人にお金は貸せません。
このようにクレジットカードの利用料金を滞納することは将来にわたって自分に不利益をもたらすだけでしかないのです。
ここに右側コンテンツ
自分の信用情報を見ることができる
信用情報は信用情報機関へ請求すれば、見せてもらうことができます。
有料ですが、自分の信用情報が気になる方は一度閲覧請求してみられるとよいと思います。
その方法については、次回に譲りたいと思います。
まとめ
1.クレジットカード滞納常習者一覧を記載した「ブラックリスト」はない
2.その代わりに「信用情報機関」が各クレジット利用者の取引事実を記録している
3.カード会社は信用情報機関の記録をもとにカード発行可否の判断をしている
4.クレジットカードの滞納は住宅ローンなど将来にわたって影響する
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